裾上げを同じ長さにしたのに着てみると長いのはなぜ
当店でつなぎを買われたお客様には無料で裾上げをさせていただいており、たくさんご利用いただき大変好評です。先日も当店で時々、購入されるお客さまが前回と同じ長さの裾上げをご希望でしたので、ご指定の長さにしてお送りしました。
数日後そのお客様から「いつもは、総丈148でちょうど良いのですが、今回はだぶだぶ、足の裾もいくつか折返さないと余りました。 一つだけ確認ですが、この2着とも、総丈の作業をされましたか?」と言うメールが届きました。
たしかに裾上げはしたのですが念のため確認しました。確認方法ですが当店では裾上げした切れ端の長めのものは一定期間保存しております。この切れ端を購入された同じつなぎの新品の裾において
測ってみると、
ご指定通りの長さでお送りしているようです。詳細をお伺いするためお電話させていただきました。
裾上げしていることをお伝えし実際の商品が見たいのでお送りいただけないかとお願いしたところ直ぐに使うので現在、洗濯中とのことでした。
翌日お客様から
「ツナギを洗濯後、ハンガーに掛けて総丈を測りました。今回購入したツナギは、151センチ、前回購入したツナギは、約148センチでした。とよたさんは、正確な作業をされていた事が分かりました。大変に失礼致しました。」
と言うメールが来ました。
ハンガーに掛けて測られたため伸びと誤差で151cmでしたが裾上げはしていることがわかりました。ですが同じ総丈なのになぜこのようなことになるのか?です。
これは私の推測ですがもともと148cmはこのお客さまには少し長めなのですが前に買われたつなぎ
は比較的細身の上、ウェストがゴムで絞ってあるため、ある程度の余分が上半身に取られ結果ちょうどいい長さになっていて、
今回買われた
は少しダボっとしていてデフォルトではウェストのゴムは効いてないので余分がすべてすそに行ったために長くなったと思われます。
なのでお客様には「ウェストの裏にアジャスターが付いてますので少し絞ればすその長さは緩和されるかもしれませんのでお試しください。もしそれでも長いようでしたら次回ダボっとしたツナギは総丈を少し短くしてもいいかもしれません。」
とアドバイスさせていただきました。
今回の事例は私も初めてで大変勉強になりました。